大衆酒場

【保存版】博多に旅行に行った時に、行っておきたいグルメのお店まとめ(基礎知識編)

博多のグルメを満喫しよう

博多出身で、現在東京に住んでいるのだが、よく旅行や出張で博多に行くときにオススメのお店はどこ?と聞かれることが多い。
毎回、オススメのお店をメールなどで個別に送っているのだが、せっかくなのでちょっとまとめてみます。

ゴールデンウィークで旅行に行く人も多いと思うので、参考に見ていただいて、いろいろなお店に行って博多を楽しんでもらいたい。
※やっていくうちに長くなってしまったので、まずは博多の基礎知識編からまとめてみます。
ジャンル別お店編→ http://sentosakaba.com/lowprice/post-1036/
 

まずそもそも。博多と福岡は別物?

博多初心者の方がまず当たる壁、それは「博多と福岡って違うの?」という疑問である。

答えとしては、「博多と福岡は同じであり、違う」ということになる。

行政区分は福岡県福岡市の博多区

地理的な話から入ると、博多市というものは存在せず、福岡市の中に博多区が内包されており、博多は福岡の中の一部の地区を指す言葉である。
江戸時代には、福岡城のある西側が武士の町福岡、東側が商人の町博多と呼ばれており、元々は福岡と博多は別物だった。

しかし、1920年代の市制の公布の際に「福岡市」と決まり、それ以降は鉄道駅が博多として残っていたものの一度行政上博多という名前はなくなり、1970年代の政令指定都市の制定とともに「博多区」として復活した経緯がある。

なので、大抵の人が言う「福岡へ出張に行く」と「博多に出張に行く」は同じ意味であるが、厳密には言葉の意味は違う(だからと言って何というのはない)。
 

空港は福岡空港、駅は博多駅

そういうわけで、福岡へのアクセスは飛行機の場合には福岡空港であり、鉄道の場合には博多駅という分かりづらいことになっている。しかも、福岡空港は都心型の空港であり、陸の玄関博多駅からも地下鉄で2駅の距離にある。

東京でいうと、東京駅があり、すぐ近くの八丁堀、月島あたりに空港があるようなものである、けっこうすごい。
 

ややこしい理由のもう一つが天神の存在

福岡市の商業の中心地が博多駅周辺に固まっていたらまだ良かったかもしれないが、ここでややこしいことにもう一つ新しい地名が出てくる。それが天神である。

天神は九州最大の繁華街であり、東京で言うと、渋谷と新宿と池袋と銀座の機能を併せ持ったような都市である。
そして、この天神には九州最大の私鉄である西鉄の駅があり、福岡市並びに郊外の市民にとってはとても大事な動線となっている。

天神と博多駅の間も地下鉄3駅であり、かなり近い。
そして、その2つの駅の間に有名な歓楽街、中洲がある。
 

ざっくりまとめると

ややこしいので、ざっくりというと下記のような感じである。
天神=ターミナル駅でショッピングも飲みもなんでもある
中洲=飲むならここ、天神から歩いて10分なので、中洲までの間に飲み屋も多い
博多駅=付近はあまり飲み屋は多くない。中洲まで歩こう(10分以内)

すごく雑だが、もし滞在先に迷っている場合には、この天神、博多駅の間に位置するところ、もしくはそれぞれの駅の近くであれば間違いはないだろう。
とても近いし、タクシーの初乗りも安いので、タクシーに乗れば1,000円以内で移動できる。

地図の右側に博多駅、左側に天神があり、

ものすごくざっくり地区分けするとこんな感じ。


 
 

博多グルメのおさらい

博多の名物としてはいろいろ有名ですが、もつ鍋、水炊き、ラーメン、焼き鳥、餃子、うどん、が挙げられます。
あまり知られていないですが、玄界灘という国内有数の漁場があるので、新鮮な刺し身も楽しむことができます。

博多の居酒屋

近年ではそれぞれにこだわった専門店も増えていますが、博多の場合には焼き鳥屋が焼き鳥以外にも色々と提供し、なんでも食べることができるお店が多いです。

焼き鳥屋だけど、新鮮な刺し身を食べることができたり、一品料理が美味しかったり、たまにモツ鍋まであって焼き鳥と刺し身を食べながら最後に〆にモツ鍋を食べるなんてこともできます。
なんでもありですね。

なので、出張や旅行で滞在日数が短く、それほど多くのお店に行けない時には、焼き鳥+その他も充実してそうなお店にするのが良いですね。

その際に食べてもらいたいのは、焼き鳥の豚バラと豚足、がめ煮(筑前煮)、それと酢モツでしょうか。

豚バラ。焼き鳥と言ってますが、焼きとんですね。


 
豚足。東京と違って焼くのが博多焼き鳥流。これに酢醤油かけてさっぱり食べます。
コラーゲンたっぷり。


 

博多のお酒事情

いまや九州といえば焼酎、博多も焼酎でしょう!となるのですが、これもここ何十年かの間に定着した文化のようですね。
福岡はもともと米どころであるので、日本酒の醸造の方が盛んだったようです。

今でも、焼酎といっても宮崎、鹿児島のものが多く、福岡のお酒といえば日本酒になります。

ただ、博多の居酒屋ではもう完全に焼酎が主流派となっていますので、博多に行ったらやっぱり焼酎を飲んでもらいたいです。
もし飲める方であったら是非ボトルで頼んでもらいたい。

こういった5合瓶がだいたい2,000円くらいで頼めるので、かなりお得。
黒霧島はだいたいどこのお店にもある。


 

 
芋、麦、米、その選択は好みですね。
もちろんグラスでも頼めます。だいたいこれくらい並々と注いでくれますね。


 
しかも、多くの居酒屋ではグラスで頼む場合には銘柄ではなく、
芋、麦、米かという種類と、ロックか水割りかお湯割りかの掛けあわせだけで頼みます。

「芋、ロックで」と伝えると上の写真のように並々と入った焼酎を持ってきてもらえるわけですね。
 

博多の刺し身

前述したように、焼き鳥屋さんや居酒屋でもこのくらいの盛り合わせは当たり前のように出てきます。


 
最も食べてもらいたいのは、生のサバの刺し身です。
サバは腐りやすい魚なので、酢で締めて、しめ鯖にすることが多いですが、
博多(九州)の場合は新鮮なのでそのまま刺し身で食べることが多いです。

東京ではなかなか食べることができな生のサバの刺し身、ぜひ食べてもらいたいですね。
季節的にはサバが最も脂が乗る秋頃だと最高ですね。


 
あと、生のサバを胡麻と甘い醤油を混ぜて食べる「ごまさば」というものもあります。
魚の種類としてのごま鯖もあるだけに紛らわしいです。


 
お店によってちょっとスタイル違ったりします。


 

博多の焼き鳥

前述した豚バラ、豚足あたりはどこにでもありますが、その他にも特徴的なメニューが有ります。

その1つが皮。
かわ屋という有名なお店でやっているやり方ですが、何度も焼いてカリカリにするとり皮です。1人10本頼むのがデフォルトと言われるほど、さくさく食べることができます。


 
また、もし鶏の鮮度に自信を持っているお店だったら、鳥刺しもあります。
モモや砂肝を刺し身で食べることも少ないでしょうし、鳥のレバーの刺し身なんかは絶品です。
(時代の流れか、提供するお店はかなり少なくなってしまいましたが・・)


 
もし見つけたら、是非頼んでみてください。
 

博多の餃子

博多って餃子有名だっけ?という感じかもしれないが、実は「一口餃子」が有名である。
だらだらといつまでも飲みたい博多の人の習性に合わせたのかどうかは不明だが、小さい餃子でおつまみに何個でも行ける感じの餃子。

餃子が好きな方なら、是非食べてみてもらいたい。

続きは、ジャンル別お店編→ http://sentosakaba.com/lowprice/post-1036/

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