銭湯

下町のビル銭湯を楽しむことができる弁天湯(浅草橋)

下町の入り口、浅草橋

JR総武線の浅草橋駅。
総武線では秋葉原の次に位置し、けっこう都会なのだが、なんとなくイメージがない場所。

浅草橋から隅田川を渡ると両国になるが、両国になると途端に下町感を感じる。
とはいっても、浅草橋も十分に下町感を感じる町で、隣駅の秋葉原とはガラッと印象が変わる。

そんな浅草橋にあるビル銭湯の弁天湯をご紹介。

浅草橋の駅2分ほどの距離

わりと駅からすぐです。
総武線のような大きな駅でこの近さは珍しい。

入り口にある暖簾。

小さな祠がある。
それについては、弁天湯さんのHPに歴史についての記載があった。

戦前、町には小さな池とお不動様があった。
弁天堂はそのお不動様の脇にあり、弁天様の縁日が行われていた。
ところが、弁天堂は空襲で燃えてなくなってしまった。

戦後、古老がどこからか弁天様を運んできた。
テントで簡易的に弁天様を祀り、縁日も復活した。
しかし、今度は道路交通法により弁天様の行き場がなくなってしまった。

弁天様が先にあり、そのことが由来となって当店の名が弁天湯になったのか、弁天湯が既にあり、水に関係のある弁天様を引き取ったかは定かではないが、弁天湯店主(二代目)は銭湯の入口に設置場を設け、行き場のない弁天様を祀った。この頃、縁日は月に3回行われていた。

昭和後期には、縁日が廃すたれてきたため、町の人々で弁天講(*)を作り、当番で弁天様の面倒をみることとなった。お盆の7月15日には年に一度のお祭りが開かれた。
お祭りでは、婦人警官による交通安全指導、花火の取り扱いについての紙芝居や手品などが行われた。
お土産には金魚、モナカアイス、お菓子などが子供たちに配られた。

現在は弁天講も廃すたれ、7月15日にお坊さんがお経を上げるだけとなっている。

へー、という感じ。
こういうストーリーがある銭湯は珍しい。
下町っぽくて面白い。

完全にマンションの中にある

マンションの1階にある銭湯は珍しくないが、ここまで奥に入っている銭湯は珍しい気がする。

風流な暖簾

看板?

かっこいいい。

シャンプーなど無料、貸しタオルは20円

とても良心的な価格設定。
手ぶらで行っても、優しい。

中はサウナがあるわけでもなく、露天があるわけでもなく、普通の銭湯。
ちょっとお湯が熱いところが、さすが下町の銭湯。

写真を拝借。

出典:東京銭湯マップ

こんな感じでよくあるタイルの、普通の銭湯です。
普通の銭湯も、良いですよね。

待合室が面白い

気持ちが良いお湯だったなぁと思って上がった後に気づいたけど、待合室が面白い。

コーヒー牛乳など

これはまあ普通。

大きな液晶テレビ。

これもまああるよね。

マッサージチェア。

1回15分100円。いや、これもあるな。

まさかのマーク

と、ふと見て気づいたのが、まさかのDAMのマーク。

そう、このお店、まさかの待合室でカラオケができるらしい
そうとう、まさか。

さすがにこの日はカラオケの場面には遭遇できなかったが、
普段は近所の方が集まってカラオケをするらしい。

すごい、これでコミュニティのしての銭湯としてあるべき姿。
素晴らしいね。

風呂あがりにカラオケして、みんなでワイワイして帰っていく。
安上がりだし、ステキ。

音が不安なところではあるけど。

銭湯まとめ

オススメ度:★★★☆☆
施設は普通だけど、面白い。
手ぶらで行っても大丈夫です。

弁天湯

営業時間:15:30−23:30
定休日:第2、4月曜
03-3864-7100

施設

サウナ ☓
水風呂 ☓
露天風呂 ☓
ジェットバス ☓
駐車場 ☓

風呂あがり酒場

後日追加

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